hyla’s blog

はてなふっかーつ!

久々に


 久しぶりに、山に行った。

 朝から仕事があったのだけど、幸い2時で終わった。となれば、何をしよう?そうだ、山に行こう!


 ということで、犬を連れて山に行った。


 このところ忙しくて、全く山に行けていない。冬の、それも3時頃から山に行くのはほとんどバカだが、大方半年以上も行っておらず、思いついたら最後、行かずにはいられない。


 帰って、デイパックに水と犬の餌と上着と双眼鏡を詰め込んで玄関に置いて、振り返ったらそこにはすっかり山に行く気になったうちの犬が・・・。マルクは、15才半になる。こないだは溝に落ちたし、目も鼻も耳も大分遠くなってきている。けれど、一緒に山に行くことが、昔から本当に好きだったし、もし私なら少々しんどくても死ぬまで大好きな事をやる方が絶対いい。だから、今回もマルクを連れて山に乗り込んだ。


 こんな日だから誰もいない。山に入ると早速犬を放す。マルクはそれでも人の前にたって、どんどん進んでいく。前になり、後になり、あちこちと嗅いで、落ち葉をひっくり返す。シッポをふりふりどんどん行くマルクは、本当に嬉しそうだ。人間の息が上がって、立ち止まって休憩すると、足元に戻ってきて、じっと待っている。迷子が怖いから、見えなくなったら呼び戻し、一緒にゆっくりと進んだ。


 山道は、険しい。1時間、息を切らしながら休みながら登り続け、ようやく山頂についた。一応山頂の新宮神社という神社のほこらにお参りし、水を飲んで休憩した。特に何がいたわけでも、何を見たわけでもない。ただ、息を切らしながら山に登る、それだけだけど、でも何となく幸せな気分になる。

 あっという間に、体は冷えてくる。汗が引いてきただけでなく、実際温度も下がってきているようだ。山頂付近で塒をとっているカラスの集団も戻ってきた。カラスの邪魔をしないよう、さっさと下山する。どんどん下りて、山頂にいた時間も含め、ちょうどで2時間で往復完了。


 
 マルクもいい加減年だ。いつ死んでも、「年に不足はない。」と言われてしまうような状態である。あと何回マルクとこの山に来られるかはわからないけど、きっとまた来よう。無理はしなくていいから、脚が動かなくなるまで、一緒に登ろう。そしたら、きっと幸せ?