hyla’s blog

はてなふっかーつ!

犬も歩けば溝に落ちる


 夕方から降り始めた小雨の中を、散歩に行った。夜の7時半。雨がしとしとと降ってはいるが、ウンチを家でしてもらっては困る。15才の老犬だから、散歩をすっぽかすと、家の中で粗相をしでかしてしまう。なので、綱を持って声をかけたら、雨ではあっても大人しく散歩に出た。


 さすがに、この天気で、この時間に散歩する人はあまりいない。通る車も少ない。とぼとぼと、歩き、ウンチをさせて、15分くらいした所で、帰路についた。

 田舎のことだから、周囲には田んぼも多い。しっこやウンチをするので、なるたけ住宅のあるところを避けて、田んぼの中の道を歩くようにしている。誰も通らない道の右端の方を歩いて時である。それが起きた。

 
 ずるっ! ずずずずずっ!




 ええっ!マルクが溝に落ちて行くではないか!



 そう、暗かったせいもあってか、右端に寄りすぎたようだ。道路の右側には、水田に水を引き入れる為の用水路があった。そして、田んぼの中の道だし、ガードレールなんぞはなく、そして、端に寄りすぎたマルクの右足が溝に入り込み、そのままズルズルと・・・・。

 おまけにその用水路が、比較的深い。道からの深さはおよそ1.2m。幅もそのくらい。当然だが、マルクが上がれるはずもない。かつ、私が下りて、マルクを抱き上げようにも、下りるのも不可能。(だいたい、スカートはいてたんだよね。)

 マルクは溝の中で体勢を立て直したものの、情けなさそうにあたりを見ている。


 さて、どうしよう・・・・。




 どうにもこうにもしょうがない。そのまま腰をかがめて綱を引くと、一緒に前方に歩き出した。幸い水の深さは10cm程だ。ぴちゃぴちゃを水を蹴散らしながら、歩かせて、ようやく少し深さが浅くなったところに来た。溝を跳び越えて、より低い田んぼの方から綱を引いてやると、マルクも這い上がり初め、そしてようやく水路から出ることも成功!




 家に着くなり逃げ回る犬を捕まえて、全身についた泥をふきまくりましたが、それでも泥だらけ。おまけに、わざわざ人間のそばに来てぷるぷるするんじゃない!座っている人間にへばりつくように、転がって来るんじゃない!



 
 ああ、泥だらけ・・・・・。