初出勤・初死体

　１０時過ぎに、ぶらりと仕事場へ出勤してみました。うちの職場はこの時期休みをとる人が多いので（というか、他の時期には絶対とれない）、あまり人はいません。それにだいたい、私自身本当はお休みです。が、職場の水槽の魚や、植物の管理に自発的に出勤しただけです。

　「おはようございます。開けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。」
　「あ、どうも、こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。」

　なんて挨拶を、会う人会う人と交わしつつ机に向かい、新しいカレンダーの表紙をめくって１月にします。それからメールチェックをして、生きものの世話をします。植物に水をやって、霧を吹いて、魚に餌やり・・・。

　そして、向かったのは２号館と３号館の間の渡り廊下。ここって、やたら鳥が衝突するところなんですよね。なんだかんだで３０日から５日間もチェックをしてませんから、ここは確認しないと・・。

　渡り廊下は南北に造られています。窓から外を覗いて何も無いことを確認。西側はＯＫ。そして、東側・・・・

　おおおおおお〜！あるよ。あるよ。

　ただし、散らばる羽根だけが！

　やられましたね。カラスの仕業です。よく見ると、ガラスにうっすらと鳥が衝突した後が確認できます。つまり、鳥が衝突して死んだ、と。それを見つけたカラスがむさぼり食った、と、そういう事です。にしても、何の鳥だか・・。
　もはや尾羽の塊と体毛くらいしか残ってませんが、尾羽は１７ｃｍくらい。焦げ茶に白っぽい横縞入り。体毛は白くて、茶色の細い縞。これって、大きさ的にはハト大の鳥。でも絶対ハトじゃない。じゃあ何？ツグミ系ならもっと小さい。何だろ〜これ？

　全ての羽根を拾い集めて、ふと地面を見てみるとそこにも何かが落ちてます。慌てて下りて行ってみると、これが翼と脚。他の部分は食われて残ったんでしょうな。翼は茶色。脚は黄色くて、黒くて鋭い爪が生えてます。

　これって、もしかしてタカ系？とすれば、小型のタカで、白っぽい体を持つやつって、ハイタカか、ツミか。その辺かあ〜？

　ああ、とすれば、全体を見たかったよお。ええい、悔しい。どうして、よりによって、人が来れない時に良いモノが死ぬんでしょう。　

　ということで、回収した羽根はとりあえず、保存。また明日本を持ってきて詳細を調べたいと思います。