公渕公園で鳥を見る
明日、公渕公園で一日鳥を見る、という行事がある。その下見にいっていた。
公渕公園は高松市の南のやや山がかった所にある自然公園だ。中にある大きな公渕池ではほとんど鳥の姿を見なかったが、城池の方にはカモがかなりはいっていた。全体で約180羽ほど。マガモが多いが、他にヒドリガモ、オカヨシガモ、ヨシガモ、コガモも見られた。
遠くの空では鷹柱が出来ていて、小さくてわからなかったが、トビだけではなかったように思う。
園内では、ヒヨドリとハシボソカラスがやかましく鳴いていて、他に確認できたのはシジュウカラ、ヤマガラ、メジロなど。ただし、細い細い声だけ。まあ、この季節だもの当然だろう。
明日は鳥なんぞ全く興味もなく、フィールドに出ることも特に好きではない、双眼鏡をもつのも初めてな高校生を連れてくることになっているのだけど、大丈夫かなあ?どう考えても、鳥を見ることや、フィールドに出ることが好きになるような条件ではない。
・カモ類はよく見られる近くではなく、かなり遠くから見るらしい。おまけに午前中に見るというので、その時間だとその場所は逆光だ(初心者に識別はかなり困難だろうなあ・・・)
・ラインセンサスをする予定だが、この時期、冬鳥はまだ十分に来ていない。おまけにまだ紅葉が残っていて、見通しは悪い。囀りどころか地鳴きすら聞き取り難い時期。何より、冬場は普通の鳥だって冬鳥だって里の方に出てるから、どう考えても見られる鳥は少ないだろう。おまけにラインセンサスは2時からするって・・・・。(それじゃあ鳥は動かないだろうなあ・・・)
生物を対象とした観察会を行うということは、かなりに熟練を要する作業だと思う。時期と場所と時間と。そのいずれが欠けても上手くはいかない。ましてや、生物系でない人が考えると、端から見ていて私でも「それってまずいんでないかい?」ってな計画をするが、それを言うと怒られるので言えない。でも、言わないけど、そういう現場を見てるだけなのも、かなりにストレスが来る物だ。
今回の場合であれば、鳥を見ることを目的にするのなら、公渕公園は止めた方がいい。もっと平野部のどこでもいいから川を歩きながらの観察とか、カモも近くで見られる場所をチョイスすべきだろう。
が、それを言うと「私の方で段取りはしますから」と言われるので、言わない。でもなあ、カモの観察を行おうとするのに、フィールドスコープを持っていかない、というのはいくら何でもあんまりではないか。と思ったが、指摘すると怒られるのでこれまた言わない。(ま、今日の下見には勝手に持参させていただきましたがね。これでまた怒らしたかなあ・・・。)
鳥を見ることは楽しいのですが、ストレス溜まりまくりです!
ああ、胃が痛い・・・。