hyla’s blog

はてなふっかーつ!

もったいない


  私の勤務先の中庭には、4本の大きなケヤキがある。高さは3階建ての建物を超えているから、恐らく15mを越えているだろう。なかなか立派なそのケヤキは、芽生えの春に、緑陰の夏に、そして紅葉の秋と常に美しい。この頃は、赤茶色になった葉が、風が吹く度にはらはらと散っていく。週明けには、地面は落ち葉が覆い尽くされて、見事だ。
 


 そういう枯葉をよく見ると、1枚1枚の葉ではなく、小枝ごと落ちているものもあって、更にそんな小枝に小さいけれど実のついているものもある。ケヤキの実は、3mm程で、茶色く小さく目立たず、そんなものがあるという事さえ知っている人は少なかろう。でも、その小さな実を噛んでみると、意外と渋みも苦みもなくて口当たりが悪いことさえ我慢すれば食べられなくもない。中には白い部分が見えて、結構栄養価も高そうだ。だけど、地面に落ちた葉は、掃除の度に山と集められてゴミ袋に入れられて捨てられる。


 ・・・・・。



 もったいない!
  
 
  ええ、そうですよ。何てもったいない!


 考えてみれば、実だけでなく落ち葉だって立派な資源。だのにその資源をあだやおろそかにゴミとして捨てるなんて。


 落ち葉があれば、土壌性が集まり、菌類が増え、腐食質が増え、土壌が肥沃になり、鳥の餌も増えて、いいことずくめ!どうせ、うちの職場はそんなに狭くはないのだし、少々落ち葉が舞っていても別も問題無いと思うのですが。落ち葉は地面につもっている事は、そんなにいけないことなんでしょうかねえ。落ち葉をゴミだと思うのは、ヒトだけじゃないかしらん。

  
 落ち葉が地面につもっているのは、ごく当たり前の事である。  

 
 ってな意見は異端?!