hyla’s blog

はてなふっかーつ!

クモを見る

クモの交接


 秋になると、大きく成長したクモをあちこちで見る。職場にもたくさんのクモの巣があって、毎日何となくチェックをしていた。何をわざわざチェックするかというと、雄が来ているかどうか。

 
 大きなクモの巣を張っているのは、大抵雌だ。この時期、雄は雌の巣の片隅にじっとしている。そう、交尾(クモでは交接というけれど)の機会をうかがっているわけ。大抵のクモの巣には既に雄が入り込んでいて、時には複数の雄がいる場合もある。でも一方で雄が見あたらない巣もある。

 
 せっかく成長しても、雌だってここで雄から精子をもらわないと卵を作ることができないわけだから、雄に来て欲しいと思っているだろう。でも、雄がいない巣もあり、複数いる巣もあり・・・。


 じゃあ、もてる雌の条件って何だろう?



 単に偶然なのか?それとも、場所がいいことか。それとも大きな雌がもてるのか。あるいは、小さい方がむしろ交接に挑みやすくてもてるということも考えられるかも・・・。 



 ちゃんとデータをとれば、それなりに何かにはなるだろうと思うのだけど、なかなか容易ではない。



 今日の夕方には、いつも見る巣を覗いて見ると、何と雄が頑張って雌に挑んでいた。クモは精のうと呼ばれる精子を溜めた袋を、脚で雌の体内に突っ込んで受精させる。雌の腹部に張り付いた小柄な雄は、受精に成功したんだろうか?




 一息眺めていたけれど、よくはわからなかった。



 世の中、知らないことだらけ!