もったいなくないこと
今持ってる靴は何足?
と言われるとよくわからない。おしゃれでおしゃれでということは絶対ないが、結構それなりには持っている。パンプスも一応はあるし、履きやすいヒールのくつ。健康系のワラッジの靴も持ってるし、ジョギングシューズも軽登山靴も下駄もある。
でもいつも履く靴というのは決まっていて、冬なら黒の紐のついた低めの靴だ。月星のウォーキングシューズでおしゃれではないが、一日のうち(って家を出てから帰るまでほぼ12時間)8〜9時間は立つような仕事をしていると、とにかく脚にやさしい靴がいい。
ところが今日ふと足元を見ると、妙に靴の形が変だった。こう、小指のところが妙に出ている。革靴だとどうしても履いていると変形する。が、いくら何でも変形しすぎ?と思ってよくよく見ると、何と靴の底との接合部がはがれて小さな穴が開いていた。
破れるまで履いたわけですね。
なんちゅーか、貧乏性だねえ。
でもこういうのって少し嬉しい。破れるまで使った雑巾。破れるまで履いた靴下。ものをきっちり寿命一杯使ったと言い切れるのは嬉しい。でもそこまで使い込むことは、滅多にない。増えすぎて、どうにもならなくて、で、捨てる。それって、やっぱり悲しい。
だから少し嬉しい。
よかった、よかった。