ナルニア国ショック
「えええ〜、マジ〜?」
昨日の新聞の広告を見て、あたしゃ叫んでしまいましたがな。昨日の広告。そう、ディズニーによる「ナルニア国物語」の撮影順調に進行中って奴です。ええ、あの名作ナルニア国物語を映画化って?それもディズニーでええ?
許っせん!
ああ、ああ、このいらだち。このはがいましさ。ああ、ディズニーの奴め、どうしてくれよう(って、どうも出来ないんですけど・・。)
はい、若干説明いたします。
まずね、中学時代からの筋金入りのファンタジー読みとしては、ファンタジーについては相当語れます。ハリーポッターなんて目じゃない、本当に良い作品はいくらでもあって、それらについて語ればいくらでも語れます。そういう本当にいい作品の1つがナルニア国物語ですよ。あの語り口は子供向けの平易、かつ簡潔で美しい表現でありながら、人の心の愚かさとか弱さとか、そういう負の部分を決して忘れない。そして、その世界の空気とか広がりを本当にそこにいるかのように感じさせるあの名作。ええ、今に至るファンタジーの基本となる名作です。
あまり頻繁に取り上げられることはないけれど、この作品が好きという人はきっと多いはず。そして、私もお金のない高校、大学の時分に、必死で古本屋巡りをして買い集めたぐらいに好きです。そして、好きなればこそ、読む人はそれぞれ自分のナルニア国のイメージを既に持っているはず。映像化できないからこそ、想像の世界というのは無限の広がりを持つといえるのわけです。
だのに、だのに、映画化だとおお〜!
どれほど美しくつくられた映像としても、それぞれの持つナルニア国のイメージは打ち砕かれますがな。
そしてまた、特に作り手が気にくわない。ディズニーだああ!
すいません。個人的にディズニーって嫌いなんです。昔から大ッ嫌いなんです。
特にアニメがいけません。あの、独特のくにゃくにゃした動き。あれこそがフルアニメだって言ったって、とにかく感覚的に気持ち悪くてしょうがないんですね。ディズニーの動きは基本的に人間の動作をきちんとモニタリングしてそれを誇張してできているそうですが、こう何というか、「タコ踊り」しているようで、やなんですね。否応なくリミテッドとなってた手塚アニメで幼児期を過ごした人間にとって、やっぱりメリハリのきいた、しゃきっとした動きの方が気持ちイイ!
更に、ストーリー展開があまりに単純!おまけに、いけしゃあしゃあと「ライオンキング」なんてつくるし・・・。
ああ、とってもせつない。とっても悲しい。