hyla’s blog

はてなふっかーつ!

花器を買っちゃう

 今日は、朝から高松へ買い物に出かけた。お茶とお華を一緒に習っている友人と、別の稽古仲間の新築祝いの品物を探しに行った。お茶、お華の関係のもので良かろう、と候補は、「籠の花入れ」か「ガラスの花器」ということで探した。

 が、これがなかなかない。まず、花器を扱っている店が本当に減ってしまった。華道を習っている人が華展などで使う花器はどこに売っているか?当然陶器屋さんである。けれどバブル崩壊以降、そうした花器を含めた高級食器などを専門に扱う店は次々に店を閉めた。それから、花屋でも古くからの花屋は花器を扱っているのだけど、そうした店もだんだんにいわゆる「花器」は減ってアレンジメント用のものが増えた。おかげで、華展にでも使える花器を探そうとすると、本当に困る。
 
 二人でああでもない、こうでもない、と何軒もの店を歩く。デパートに行き、民芸品を扱う店を見て、高級漆器の店を見て、お茶屋さんを2軒見て、また相談し、まだ決まらない。で、ついでに数少ない花器を扱う食器店も見に行こうということになった。

 
 その店は田町というやや町からはずれた商店街にある。そんなにきれいな店ではないが、とにかく作家もの、一点もののいろんな花器がある。花屋のおばさんもこちらが花をある程度している人間と知って、「どんどん見てくださいね。」と、声をかけてくれる。


 ふと眼を惹いた花器があった。白い細長い水盤で足がついている。手びねりで重みがあってなかなかいい。同じデザインの花器が大小2つある。2つあると、セットとしても使えるし、ばらしてもいける。かなり惹かれた。と、今度は奥にある黄色の花器が目についた。変形で、穴が3つある。印象的で、上手く入れられたらどれほどきれいだろう、と思う。が、2万6000円!ひえええ〜!やっぱり作家ものは高い。いくら何でもちょっとまだだめだよなあ、と思っていると、今度は青い細長い壺が目についた。ひねりの入った四角い形が面白い。青い花器・・・・。色が難しい。けれど、冒険してみたい・・・。


 そして、気がつくと3つの花器を抱えて店を出ているのだった。ちなみに友人は、やっぱり2つ買った。


 
 花器はけっこう一杯持っている。だのにまた買っちゃう私は何なんだ〜!
 絶対元を取るまで入れてやる!と誓ったのだった。