hyla’s blog

はてなふっかーつ!

音楽の効用

 今日「花のワルツ」という曲の演奏を聞いた。素人が演奏していたのだが、一生懸命に演奏していた。でもその曲を聴きながら、「掃除だなあ〜掃除せなあかんなあ。やだなあ。」なんて事を考えていた。なぜならば、その曲は以前の勤務先で清掃中のBGMとして使われていた曲なのだ。7年間同じ曲で掃除をすると、「花のワルツ=掃除」という図式ができあがってしまい、音楽の美しさだとか、感動だとか、そういうものが全く感じられなくなるのだ。


 同じ事は別の曲でもおこる。昔はよく学校などで行事の度に音楽をかけていたから、その他にもいろいろ同様のことはある。トルコ行進曲を聴くと下校である。(小学校の下校の合図)赤とんぼを聞くと、子供は家に帰らなくちゃいけない。(夏祭りの後、9時に流れる音楽。これを聞くと小学生は家に帰らないと怒られた)でも、こういう音楽の使い方って何となく違う気がする。

 
 で、聞くところによると、近くの高校で、始業の時間に学習意欲を高めるために校歌を毎日流してはどうか、という意見が出ているそうである。
 朝登校して学校が始まる前に校歌・・・・・。
 絶対に止めた方がいい、と思うのは私だけではあるまい。それをやるときっと、「校歌なんぞ聞きたくもない。あれを聞くだけで、吐き気がする。」なんていう輩が出るに違いない。どうしても音楽をかけたいというならせめて「祝典序曲」とか、その辺がまだマシだろう。



 しかし本気で、学習意欲を高めるために校歌を聴かせるといい、と考える人が存在するのだから唖然とするしかない。

 
 まあ、世の中いろんな人がいるものです。