hyla’s blog

はてなふっかーつ!

ホントにこんな事があるとは・・・


 朝起きて新聞を開くと、三面記事が目を引いた。我が家及び勤務先のすぐ近くの地名である。で、タイトルは「71歳女性が死亡」って・・・・・。マジですか!自慢ではないが、田舎であることが取り柄みたいな地域である。事故や火事はともかく、殺人事件なんぞ、聞いたことがない!土曜ワイドじゃあないんだから。でも新聞に載っているぐらいだし、こりゃあ大事になりそうですな。

 
 で、とりあえず出勤。そして、職場では当然その話題ですな。しかし、ここで困ってしまった。実は本日は免許の更新に行くべく予定を組んでいたのだ。免許センターは警察署の中にある。警察は当然この事件で大騒ぎになっているはずで、車は停められるのであろうか?考えてもしょうがない。とりあえず出かけた。

 
 国道を走り、警察の前で右折して敷地に入ろうとする。と、そこにおじさんが立っている。おじさんは何か言っている。窓を開けてみた。
 「更新ですか?」
 「更新です。」
 「すいません。今一杯で停められないんです。その先を右折したところに臨時の駐車場を用意してますので、そこに停めてください。」
 見ると確かに駐車場は満杯だ。言われた通り右折すると、そこに別の人が立っていた。近くのホテルの駐車場を臨時に借りたらしい。車を降りると、おじさんは丁寧に挨拶をしていった。
 「どうもご足労をおかけします。もう少しして会議が終わったら駐車場も少し空くと思うんですけど。」
 会議?ひょっとして捜査会議って奴ですかい?ホントに事件だ!
 
 
 そして手続きを含め約45分で免許の更新は終わった。(優良だから早いのだ)駐車場へ戻り、車を出す。出ようとしてふと考えた。
 「目の前の道を右折して国道に出たら帰れるが、信号が3カ所。信号のない裏道を通ろう。」
 
 
 目前の道を左にとり走り出した。道は前山という低い小さな山を越えていく。登り坂を走っていると、歩道を歩く二人組のおじさんがいた。こんなところで、何か変な感じ。手には紙をはさんだボードを持っている。ん?ひょっとしてこれが刑事さん?どうも現場は警察からとても近いものだし、歩いて行くらしい。そのまま山を登り、住宅街を抜け、下り坂にさしかかった。坂を降りたところに私の勤務先はある。降り口のところには公民館がある。駐車場は満杯。平日のこんな時間にどうした訳?と思いつつ更に下った。今度は幼児をつれたお母さんと山ほどすれ違う。お母さん方は黒だったりグレーだったりのスーツ。どうやら近くの保育園の卒園式のようだ。これで混み合ってたわけね。と納得しながらその保育園の前を行きすぎる。


 ん?変。このおじさん達何?ひょっとして・・・・?
 
 
 そう、その保育園の隣の家にやたら多くの人が集まっている。それもおじさん。どうもその保育園の隣の家が現場らしい。家にはオレンジ色のテープが貼られているし、警察の人が立っているし、テレビ局らしい人が取材している。


 間違いない!


 って、ここってむちゃくちゃ勤務先に近いんですけど・・・・。勤務先から家1軒と道路1本隔てただけ。距離にして100mもないよ!


 ちなみに職場に戻ると、受付にはやはりボードをもったおじさん2人が何やら話しかけていました。捜査員だあ。県下からこの事件のために大量に集められた捜査員が聞き込みに回っているようです。自席にもどり、ついつい隣席の女性に話しちゃいました。
 「いま、下に聞き込みがきてたよ。やっぱり来るんやねえ。」
 「え、刑事さん?」
 「たぶんそう。」
 「ほお、刑事さんなんだあ。カッコイイ人?織田裕二系はいません。」
「い・ま・せ・ん!」

はい、初めてみた刑事さん(と覚しき人)は普通のおじさんでした。



 ということで、なかなかショックな出来事でございました。早く解決して欲しいものです。