来年度の目標
私の職場では3月が年度の終わりで、現在は年度末のいろいろをやっている。今日であらかたのことは終わり、後は書類書きとか片付けとか引き継ぎとか、そういうことが残っている。で、今日は提出するファイルなんかを探しながら、今年度の反省及び来年度の目標なんてのを考えてみた。
今年度の一番の反省というのは何だな、そう、もうちっと上司に気に入られるように働かなくっちゃいけない、と言うことだ。私はどっちかと言わなくても癖のある人間だし、要領はよくない。なので、ついつい立てなくてもいい波風までたてちゃうきらいがある。もうちょっと、大人になんないとなあ〜と思う。
特に、割とこれまでは独立して動くことが多かっただけに、良くも悪くも自分の考えで動くことに慣れている。というか、グループで働くことに慣れていない。グループで協力して1つのプロジェクトを動かすということを要求される時には、意見の食い違いがあっても、目標に向かって一丸となって努力することが必要だとは思う。が、言うは易し!実際には、上司と自分の方針が異なるとき、上司の言うとおり素直に働くというのは、はなはだ苦痛である。刃向かっては、自滅している。
で思い出すのは友人の話である。高校の同級生だった友人は、化学の道に進んで現在は大学で教えている。
「研究職やってて一番苦労するというか、気を使うって何?」と聞いたらこう答えた。
「何と言っても面倒なのは、おじさんよ。おじさんてば無能な癖にプライド高いから。面と向かって指摘すると、すぐ怒るのよ。もう、おかげで「おじさん転がし(=おじさんをうまく扱うこと)」がうまくなちゃったわ。」
「おじさんと言うものは、上手くおだてて扱わなくちゃダメ!」という彼女の話を聞きながら、「そんなもんなんやなあ。」と思っていた。が、実際おじさんが上司になるという経験をして初めて、確かにおじさん扱いをうまくするのとしないのでは雲泥の差だと思う。なので新年度の目標は「おじさん扱いに上手くなる」ということだ。
具体的方策を考えた。
1.おじさんの方針には逆らわない(時間の無駄だから)
2.おじさんのやることは褒めちぎる(機嫌をとろう)
3.おじさんを見かけたら、にっこり笑顔で挨拶する(先手必勝、弱みを見せるな)
ちなみに、最近のことで、我が職場でも年度の初めには年度の目標を書いて提出させられる。それにはまさか「おじさん転がしが上手くなること」なんて書けはしないので、「協力して仕事に取り組む」と書こう と思う。
それにしてもねえ、上昇志向の強いおじさん上司には自分の将来の為にも、もう少し「気に入らない部下でも上手く使う方法」に熟達して欲しいものです。