土曜日はお茶

　土曜日なので、お茶である。４月にはどうも近くのお寺で行われるお茶席でお点前をしなければならないようで、次回からは風炉だそうな。だから今日が最後の炉のお点前。いつものようにお炭をして、お濃い茶を２回。それにお薄をして終わり。

　いつも３人でお稽古するので、順繰りにいろんなお点前をする。で、今日はお濃い茶をしたのだけど、珍しいことに今日のお濃い茶は自分でも結構いい出来と思う。お濃い茶を煉るのって結構難しい。一人茶杓３杯分のお茶を入れて、これにお湯を注いで茶筅でねっとり煉ればいいのだけど、これがなかなか・・・・。粒が残ってみたり、お湯の量が少ないとお茶が大きな塊になってお茶筅の中に入ったりする。
　今日は初めに入れたお湯の量が少なかったので内心「いけるかなあ？」と思いつつ「いーや、自分の手を信じるのだ！」とお点前を続けた。練り上がったお茶はこうぴかーっと艶よくなっていた。「よし、これで２度目のお湯の量がちょうどならいける。」と思ったところがやや入れすぎ。「あーあ。」と思いつつ混ぜるとあーら不思議。ねっとり感のあるお茶になった。「美味しいお茶でした。」と言ってもらえたし、ちょっと嬉しい。

　そういえば、今日のお茶の最中に先生がこんなことを言い出した。
「引田の井筒屋やけどな、お茶室があるらしいんや。で、そこでお茶してくれんかいな、いうて言われたんやけどな。まだ、何も話はしとらんけど、またいっぺん見に行ってみなあかんなあ。」

　
　せんせ、マジですか！

　井筒屋というのは、引田というところの古い醤油屋さんのお屋敷なのだけど、その屋敷のある周辺は古いレトロな感じがよく残っている。で、最近はそこいらを古さをいかして観光地として売り出そうとしているのだ。基本方針は悪くないと思う。趣旨には賛成。
　
　
　でも、先生がお茶席持ったら、あたし達は手伝わなきゃならないじゃないですか！

　うーん。休みが・・・・・。