hyla’s blog

はてなふっかーつ!

春本番

分かり難いけどキジバトの巣



 春の気配を感じる・・・・なんてレベルでなく、確かに今日は春である。風の吹き方も光の加減も。朝は霜が降りているけれど、伸び出した道ばたのヨモギにおりる霜は、冬の霜ではない。朝がくれば、あっという間に消え失せる早春の霜である。


 更に日中ともなると、まずは窓ガラスにとまるクロバエを見た。それから、ハナアブが飛んでいた。啓蟄が過ぎると、ホントに虫がでてくる。こうなると、ツバメがいつ帰ってくるかが気になる。いつも3月の20日前後に帰ってくるのだけど、今年はいつだろう。それこそ、川の上を飛ぶツバメは、明日にも見れるかもしれない。


 今朝は更に勤務先の廊下から見た松の木にキジバトが止まって「デデッポーポー」としきりに鳴くのに気づいた。注意してみると、ずっとその辺りにいる。何でだろう?と思いながら見ていると、近くの屋外へ通じる階段の天井近くに何と巣作りを始めていた。狭い場所なんだけど、小枝を集めて頑張っている。今年は建物の周囲にあるアメリカフウをかなり大胆に刈り込んでしまったので、鳥が巣をかけるような枝が全くなくなってしまった。それもあってか、樹木ではなく、人工物に巣作りを初めてしまったようだ。

 ちょっと見上げればそこにいるのだけど、誰も気づいていない。そのまま上手く繁殖できるといいな、と思っている。


 実は、敷地内でもう一カ所キジバトの巣が出来ているのを私は知っている。意外と低い、手を伸ばせば届くような低い位置で、常緑樹の枝に巣をかけている。けれど、葉に覆い隠されて誰も気づいてない。

 

 たかだかキジバトである。ごくごく普通の鳥だけど、それでも眺めて考えていると面白い。だいたい敷地内には鳥の巣はどれほど出来るているだろう。これまでに少なくとも、カワラヒワキジバトとスズメとメジロハシボソガラスの繁殖は確認した。けれど、探せばまだまだ見つかるにちがいない。更に、たかだかキジバトでも、たかだかカワラヒワでも、その造巣場所はどのようなところか、記録をためていけば、それはそれで面白いデータになるかも知れない。


 春だから前向きです。