さあ、いつ帰る?
本日も溜め池に行っていた。とにかくカモの数を数えなくては。
だけど実のところ、別に私は熱心はバーダーではないし、珍鳥を求めていろんな所へいくこともなく、写真に凝るということもない。別にごくごく普通の鳥を眺めるだけでいいのだ。
例えばスズメが、春になって、道の真ん中で組んずほぐれつのケンカを延々とやっていたりして、それを延々と眺めるのが好きである。トイレに行った帰りに、窓から見える中庭で、向こうに揺れる葉の陰からひょいとメジロが覗くのじっと待ってみる。ベランダの手すりの上のスズメをじっと見ていると、おもむろに子作りをしたりする。
今朝は川からハシボソガラスが口に細い草をくわえて飛んでいった。巣を作り始めているようだ。それからカワラヒワがカーブミラーに攻撃を繰り返していた。繁殖の気分のようだ。
そういうことを見るのが、好きである。
ところが、何の因果かカモを観察しなくちゃいけなくなり、焦って必死に覚え込んだのである。おかげでこの辺りにいるカモくらいはだいたい分かるようになった。が、なにぶん今までカモを積極的に見ていない分、例えばいつから北への移動が始まるだろうか、とかどのカモが渡りは早いとか、そういうことがさっぱりわからない。渡ってくるのが早いのはオカヨシガモとホシハジロで、コガモは12月になって数が増えた。マガモは今増えているように思う。それは分かった。けれど、帰るのがいつかはまだ分からない。こういうのは、あまり本には書いていないし、それこそ地域によって、年によって異なる。で、結局自分で調べるしかないのである。
3月に入った事だし、そろそろ早い鳥は動き出しても良いだろう。本日はまだ、鳥はいた。いなくなるのはいつだ?20日頃から?それとも4月に入って?
それを思って、今日も休日をつぶして鳥を見に行く。
ホントに知らないことが一杯あるねえ。