夕日

　本日は久しぶりにほぼ定時帰りで、ついでに買い物によった。西向きの道を走って車で１５分ほどのスーパーに向かう。道からはちょうど沈みかけた夕日がみえる。山の端に沈む夕日は、驚くほど赤くて大きくて、それがじわじわと沈んでいく。そんな風に夕日が落ちるのを見たのは久しぶりだった。

　物事っていうのは、お終いと始まりが大切で、そういう点では日の出と日の入りを見ずして毎日を過ごすことは、実に残念なことをしているのかもしれない。雲ひとつない真昼の空の太陽は見ても、登る朝日を見るのは至難の業だ。なんといっても朝寝は大好きなので。

　でも、考えてみると、その朝日よりももっと見ないのは夕日かもしれない。朝日は、早く起きさえすれば見ることはできる。けれど、夕日の沈む時間は大抵仕事をしているので、山に沈むお日様なんぞみることはない。

　
　そして、こうして朝日だの夕日だのをとっぷりと見ると、不思議なもので、大抵そこそこいろんな事を前向きに考えることができるように思う。例えばさすがにちょっとは痩せないといけないから、頑張ろう、とか思える。太陽の光を浴びると、太陽光が刺激となって、脳からはホルモンが出るというが、こうした妙な高揚感もその効果か？とも思える。

　で、スーパーでは、マルク用に「１１歳以上用半生タイプ」の高級ドッグフードを買って、ヨーグルトを買って、本屋で最近はやりのヨガと着物の本を買って帰った。

　本を買った。
　
　そう、また、本を買ってしまったのだ！
　
　
　

　前向きな気持ちは、整理整頓の敵です！