hyla’s blog

はてなふっかーつ!

春っぽいのだ

アメフラシなのだ



 やっと晴れたら、なんだか今朝はやたら春っぽい。いろんなものが、「春だぜ春!」と言ってるように思う。

 
 川に行くと、コガモはいなくなってしまった。
 

 田んぼでは、レンゲの花が大分大きくなっていて、特徴的な葉の形が見える。もうじき咲くだろう。
 

 別の田んぼでは田起こしの作業が始まっていて、おじさんが耕耘機を使っていた。その後をついて歩くようにセグロセキレイハクセキレイツグミがいた。田んぼの土の中から耕耘機で掘り出される昆虫やミミズなどを一生懸命あさっている。と、そこへモズが降りてきた。モズは「キチキチ」と鳴き立てながらまずはセキレイ類を追い払った。次にツグミを追い出す。けれど、ツグミはやはり食べたいものだから隣の田んぼへおりて、すこし様子をうかがって、で、モズが他を見ている隙にまたトトトッっと道を渡って戻ってくる。で、またモズは怒って飛んでくる。


 一番春だと思ったのは海で、そろそろ海の中では海藻が伸び始めている。波打ち際から3mほどのところからはっきりと色が変わっていて、そこには海藻がわんさか伸びている。
 昨日は波が荒かったので、その切れ端が波打ち際に流されてきていた。で、海藻と一緒にアメフラシたくさん打ち上げられている。この時期のアメフラシだからまだまだ小さい。大きいのでも10㎝、小さいのは僅かに2㎝ほどで、注意しないとそこにいることが分からない。数えながら海に放り込んだら、全部で8匹いた。
 毎年波が荒いとアメフラシを拾う。きっと私が死んで地獄に堕ちてたら、天国から神様が見ていて、アメフラシを助けに使わしてくれるのではなかろうか、と思っている。「私のアメフラシだ。みんなは乗るんじゃない。」と叫んだらきっとつるりと滑り落ちてしまうだろうから、絶対言わないようにしたいな、と思っている。
 それから何やら内部に小さな黄色い点のあるぶよぶよした寒天のような塊。なんだかよくわからないけれど、どう見ても生物的で、何かの卵塊かな、と思う。

 
 春は里にやってきて、それから山へいくというけど、私はまず春が来るのは海だと思う。そのあたりは、お魚屋さんの店先にも現れていて、このところやたら茎ワカメが目につく。それと最近はナマコがとても多い。赤ナマコは高いのでなかなか買えないけれど、時々青ナマコを買ってくる。中型から大型3匹で300円ほど。


 ナマコを食べて、ワカメのおみそ汁。山でとってきたキクラゲの入った炒め物に白いご飯。

 

 春っていいよね。