hyla’s blog

はてなふっかーつ!

のめり込む

カモメさん達


 本日は土曜日にてお休みです。午前中はお茶などに行っておりましたが、午後からは時間がある。さあ、何をする?


 ということで、私は車で5分ほどの川の河口に行って参りました。フィールドスコープをかついで!そ、鳥を見ようというわけです。少し風はあるものの、お日様も覗いていたし、その川にはカモメ類がたくさんきています。カモメの識別を練習するにはもってこいだし、ひょっと標識つきのカモメなんてのを発見できたらこれはとっても嬉しい。だもんで、一人ふらふらと行ってまいりました。

 
 時は2時半。南からはお日様がさしている。光もあるから見やすいぞ!


 川岸に車を止めて、フィールドスコープをセットして覗く。わんさかいますよ。これがどいつもこいつも白とグレーと茶。まあ、カモメですからね、みんな。

 でも、上流よりの南側に群れているのは小振りで足と嘴は赤色です。私は個人的にアカカモメなんて呼んでますが、これはユリカモメ。で、海側には黄色い足と嘴をもった少しふっくらしたカモメがかなり群れてます。キアシカモメなんて個人的に呼んでいるこれはウミネコ。で、ウミネコの中に妙に大きな黄色い嘴とピンクの足のカモメがいます。これはセグロカモメです。

 
 ここまではさすがにわかる。でも、ここに若鳥が入るわけです。カモメがいわゆるカモメ色になるのは1年ではムリで、若い鳥は白地に茶色の入り交じった状態。その状態でその種を当てるのは、私ごときにはムリでございます。で、その辺当たりの識別の練習がてらきたわけです。


 スコープを覗きながら、必死に考えます。こいつは嘴の色は少しグレーで・・・・。


 と、何かが顔にあたりました。冷たい!見ると、何か降ってくる。みるみるうちに増えていくそれは雪だよ〜!急激に気温が下がり、風が吹く。さっきまで晴れていたのに、上空には真っ黒な雪雲!マジですか。雪の中でカモメを見てるわけですよ。

 どうする?帰るか?


 いーや、帰ってどうする。そうそういつでも自由に動ける訳ではない。せっかくきたんだ。ここで最後まで見ないと女がすたる!(何か違う気がするが、かなり意地っ張り)



 身を縮めながら覗き続けます。ついでに、デジカメをスコープにつけて撮影。そう、デジスコって奴です。寒いです。金属にふれている指がかじかみます。雪の中カモメも寒そうにじっとしてます。私もじっと見ます。



 今度は浜辺に移動して海の観察です。ついでに海ガモを見たかったんです。ウミアイサのカップルが見えます。空にミサゴが飛んでます。と、海の上を舞う陰が見えます。ミサゴを警戒して飛んだようです。カモだ。種類はなんだ?
 
 カモは飛ぶ飛ぶ。いっこうに海に降りない。そんなに飛んでたら、あたしにゃ識別出来ないじゃないか!どくれたくなります。そういう思いが通じたのか、やっと着水。風に激しく揺れる波(っていっても瀬戸内の激しい波ですけど)に見え隠れするのは頭の茶色いカモ。ありゃりゃ。ヒドリガモだあ。な〜んだ。もっと珍しいミコアイサとか見たかったのに、と思いますが、まあそれでも見えたからよしとしましょう。


 再び河口をざっと見ます。ハシボソガラスが20羽もいるでしょうか。そしてイソシギがこれまた30羽くらい群れてます。



 気がつくと、雪も止んできました。もう、限界です。手がかじかんで動きません。車に帰ってエンジンをかけると、3℃との掲示が出ました。強い風で体感温度としては0℃でしたよ。



 雪の2月に一人川岸にてカモメを覗く。これってフツー?ではないでしょうねえ。たぶん。きっと。これって、はたから見るといわゆる鳥キチ?


 いーや、アタシはそんなもんにはなりたくない。


 アタシはごく普通に、鳥を含めた生き物が好きなだけだよお〜!


 
 と思いますが、ね。






 何事にものめり込む性分なようです。