ジョジョは、何かして欲しい事があると、人間のところへきて前足を上げてひっかくような仕草を見せる。
曰く「トイレだから、外へ出して。」
曰く「その手の美味しそうなものを、ちょーだい。」
曰く「抱いて。」
今日も今日とて、しきりに前足で人間の服をかく
なんだろう?と思いながら寒かったし、ストーブをつけた。その途端にストーブの真ん前を占拠し、満足げに座り込んだのはジョジョ。
ジョジョ。
あなたはイヌなんよ。
イヌよ。
イヌなんよ・・・・。
自覚を促すべく、言い聞かせてみたが、ストーブに毛が焦げそうなくらいストーブの近くで、ジョジョは満足そうに寝ころんでいた。
君は・・・・・・。