何ですか、これは？

　年末は大掃除。なのだが、遅々として進まない。が、とりあえず来客もないのでよしとする。

　で、今年の掃除は見えるところを放っておいても良いから、見えないところ（見えないから長年放置したところ）をしてみようかと考えた。で、手をつけたのが押し入れである。階段下にある押入は、一畳もない広さだが、ここはまさしくカオスである。確か去年買った私の靴も大昔のものも,
混沌として一体全体何が入っているのかさっぱり判らない。そう、カオス！

　で、まずは、全ての物品を運び出した。するとでるわでるわ、もう何年もの？ってなもの達がどんどん出てくる。よくもこれだけ入っていたもんでございます。手前はまだ最近でございます。去年買った靴とか、一昨年の座布団とか、まあその程度のものでした。その背後に手をつけました。で、古いボアの布地や富士重工業の純正の車のお手入れセットが出てきました。これは明らかに父親の遺物ですな。以前にあったスバル３６０用のものです。７０年代ですね。更に奥を見ると、６０年代丸出しなデザインの、洗面器とバケツの山。バケツの中を見ていると、紙が入っていた。それをとりだして広げると、これが「ママタウン」の紙袋じゃござんせんか。

　「ママタウン」というのは、今から約３０年前に近くにあったスーパー（のようなもの）でございます。（すいません。これ知ってる人は無茶少ないと思いますけど。）私も、何となく微かに覚えております。その「ママタウン」がいつの間にか「マルヨシセンター」になり、先日そのマルヨシセンターも閉店になりました。当時はまだ、スーパーのビニール袋というのがありませんで、紙袋なんですねえ。それが家にある！なんちゅう家でございましょう。

　ちなみに同様に閉店して今はなき「呉服のみやぎ」の袋や、何とも言い難い不思議な模様の昔の「とうわデパート」の袋も我が家にはあります。

　我が家の押入は、まだ昭和なようです。