hyla’s blog

はてなふっかーつ!

牡蠣を食す

牡蠣をやく


 今週の忘年会は、はなかなかにしぶいチョイスです。今年のテーマは「牡蠣を食べよう!」そう、その名も「牡蠣小屋」で、忘年会は行われました。
「牡蠣小屋」というのは、まさしく牡蠣だけを食べさせる店です。瀬戸内海は牡蠣をたくさん養殖しています。その養殖しているところが、牡蠣小屋を経営しています。冬季限定で、作業場みたいな場所で大きな鉄板をおいて、その上で牡蠣を焼いて食べる、とそういうのが基本スタイルです。

 で、仕事が終わってからその「牡蠣小屋」へ参りました。
 ・飲み物は持ち込み!
 ・出てくるのは牡蠣のみ!
 ・汚れても良い格好で。

というのが注意事項です。


 小屋に入りました。既に別のグループは盛り上がっています。2m四方ぐらいの大きな鉄板があり、それを取り囲むように、簡単な木のベンチがあります。鉄板にそって15㎝くらいの幅の台があり、そこには、小皿と、お箸、それにナイフと軍手!軍手?そう、軍手。それも片方。で、足元には、ブリキのバケツと火ばしです。

 人数がそろいました。今夜は8人です。早速牡蠣が運ばれてきました。大きなスコップに山盛りにきた牡蠣は、「ざらざら!がーっ!」と、そのまま鉄板に乗せられます。下からの火で少しずつ焼けて、口を開けて来ます。じゅうじゅう汁が流れ出します。ほどよく焼けたところで、いざ!
 左手には軍手をはめて、右手には火ばし。そう、右手の火ばしで牡蠣を鉄板からとり、軍手をはいた左手で熱い牡蠣を押さえつつ、殻を開け、ナイフでとって食べる。と、そういう奴です。味付けには、レモン、ポン酢、ゆず酢、醤油、七味などが適当にあるので、これを使います。


 1つとって殻を開けると、中にはエキスのしみ出した汁の中に、ぷっくりふくれた牡蠣!あつあつで湯気の上がるそれを、ゆず酢で食べます。「お〜いしい!」美味ですわ。牡蠣とかの貝類って、何か苦いような味があると思ってましたが、全然苦くない。とろりとして、でもぷりぷりでおいし〜い!
 も、次!どんどん、食べます。食べた後の殻は足元のバケツに入れます。皆言葉少なく黙々と食べ続け、あっという間に第一陣はなくなりました。なくなった頃合いを見計らって、お店の人が次の牡蠣を持って来てくれました。海から上がったばかりの牡蠣!大きなそれを、ざーっと、鉄板にあけます。じゅじうゅう流れ出る汁を見守ります。時に、それは大きくはじけます。「ばんっ」という音と共に、中の汁が飛びでてきます。「おーっ」と驚きながら、でも食べます。時には味付けを変えて照り焼きにしたり、あるいはレアで食べたり。

 で、くだらない話をしながら食べ続け、そして持ち込んだビールやらワインを飲み・・・・。


 「お腹がおきたよ〜!」(注:讃岐方言=満腹)
そう、足元のバケツには、見られたくないほど大量の牡蠣の殻が・・・。
 
 と、そこへ
 「ご飯はどうしますか?」とお店の人が。
 何ですと、ご飯がありますの?幹事さん曰く
 「美味しいですよ。牡蠣ご飯です。」
 これは、食さねば。で、先程満腹と思ったことはきれいに忘れて、
 「お願いしま〜す。(with笑顔!)」
 
 運ばれてきた牡蠣ご飯が、これまた美味しいんだ!お汁も付いてます。牡蠣のみそ汁。あと、合いの手に、生大根のスティック。さっぱりといいけますねえ。冬大根は美味しいわ。そして、お漬け物!も、ほんっとに満足!

 その時更に
 「これもどうぞ。」
 と差し出されたのは、プラスチックケースの中に見えるオレンジ色のもの。見てみると「柿!」「かきづくし」ですよ。そして、この柿がこれまた甘くさっぱりと、美味しゅうございました。最後にインスタントですがコーヒーを戴き、あの美味しい牡蠣ご飯をおみやげに頂いて、忘年会(テーマ:「牡蠣を食べよう!」)は無事終了致しました。あー、こんなに牡蠣を食べたのは初めて!



 満足満足!