川遊び

　このところ、カイ君を疲れさせるために、毎日のように近所の里山に出かけていたのだけど、今日はちょっと趣向を変えて川に行ってみた。と言っても、家のすぐ近くの小さな川だし、香川の川だからこれだけ雨の多い１１月でも水のないところの方が多い。

　川の中には人もいなかったのでカイ君をフリーにしてやると、カイ君は一気に加速して河原を駆け巡りはじめた。細い流れを飛び越え、河原の草むらを跳ねるように駆け回る。けれど、私の姿が見えなくなると、走って戻り、また走っていく。そういう姿は本当に楽しそうで、こちらも嬉しくなる。
　

　驚くのは、カイ君が水に濡れることを全く嫌がっていないということ。昔いたマルクは、浅い水たまりでさえも足を入れようとはしなかったけれど、カイ君は全く気にしていない。ブリタニースパニエルは、水を嫌がらないというのは、本当なんだなと実感した。　

　川にはこの時期、コガモもいるし、スズメの群れもいる。キジバトもいるし、グロセキレイも歩いている。カイ君はそれらの鳥の存在が気になるようで、セグロセキレイを追いかけるのだけど、もちろん全く捕まえられない。それどころか、すぐそばにいたキジにも気付かない。ほんとに、鳥猟犬なのか、君は…。

　
　という風に、まだまだお間抜けだけど、それでも１時間ほど自由に川の中を走って気が済んだ模様。
　

　
　川の淵に落ち込んでびしょ濡れにはなったけどね…。