hyla’s blog

はてなふっかーつ!

山も秋


 久々に、山に出かけてみた。雨も続いたし、温度もぐっと下がってきたから、きっとキノコがたくさんでているだろう。それに、そろそろ秋の花が咲いて、ハチが集まってきているかもしれない。

 山道へ入るところでは、民家にたくさんのコスモスが咲いている。秋だ〜。その中でみたこれは、キバナコスモスだろうけど、見たことのない鮮やかなレモンイエローだった。普通のオレンジのものだけでなく、最近はこういう色もあるんだな。 


 山に入ると、思ったより花は咲いていない。ただ、最近ここにも増えだしたアレチウリが花を咲かせていて、そこに結構生きものが集まっていた。小さなハチは、ハナバチかと思ったらクロスズメバチクロスズメバチは、スズメバチと言っても大人しいし、色合いも上品で割と好きだな。まだ巣は見たことがないけど、一度見てみたものだ。 

 

 それに、たくさんのハムシもいた。アレチウリについていたから、ウリハムシとかかな?アレチウリは特定外来生物だし、あまり広がって欲しくないけれど、一方であまり花のない季節良い蜜源となっているのだろう。

 
 地面では、もうクロナガアリの巣が開いて、クロナガアリがえっちらおっちら草の種を運んでいた。クロナガアリはゆっくり動くので、眺めているなんだか楽しくなってくる。立ち去る時に、ついついいつものようにその辺の草の種を採ってきて、巣の周りに撒いてみたけど、気に入ってもらえたかな? 
  
 
 それから、少し色の変わり始めた落葉樹の陰には、ツマグロオオヨコバイ。普通種でも、この色合いは綺麗だよね。特にこの時期には、たくさん見る気がする。 


 それに、こんなものも見た。セミとかの仲間だろうけど、初めて見た。とりあえず、「日本の昆虫1400」をぱらぱらめくってみれば、どうやらこれはツマグロスケバらしい。この本は、あまり知られていないマイナーな生きものでも、普通種をちゃんと載せてくれているので、初めて見た昆虫の当たりをつけるのにとても便利。


 そして、やはりこの時期、キノコが至るところに生えている。

 数mmの小さなものから傘の大きさが20cm近いものまで、色も形もいろいろある。普段は気付かないけれど、土壌にはたくさんの菌類がいてそこに生える植物と密接な関係を築いているのだろう。乾燥の激しいこの辺の里山でもこれだけのキノコがあるのだから、もっと湿潤な地域に行けば、どれほどのキノコや腐生植物がみられることだろう。香川ではツチアケビすらあまり見ないから、菌類のたくさんいる湿った森というのは憧れだ。
 けれど私には、上の写真のキノコも含め、この辺に生えているキノコですら名前がわからないんだな。こういう時、つくづく観察会があったら良いのに、と思ってしまう。


 ああ、どうして香川には博物館が…(以下略)。