hyla’s blog

はてなふっかーつ!

2か所目

 
 今日は、この海岸で掘ってみた。季節が良い時期なら、2か所くらいは一気に調査できるけれど、暑さを避けて早朝だけ活動するとなると、一日一か所が精一杯。なら、定期的に掘る海岸は一か所にすれば良いのだけど、2か所掘ると、それぞれの海岸ごとの違いが見えて、それはそれで楽しい。

 
 こちらの海岸には、イソハネカクシがたくさんいる場所がある。その場所を掘ると、今回もバットの中には、たくさんのイソハネカクシが落ちてきた。これは触角が長いし、クロイソハネカクシだろうか?今の時期は、波打ち際の水が滴るようなところを掘ると、たくさん出てくる。ただし、そういうところを掘ると、バットの中に水が溜まって、吸虫管で吸うのに苦労するから、波打ち際は最後に掘るのが良さそう。



 それから、なぜだかこんなものが波打ち際に落ちていた。これは、たぶんイワシだよね?そのまま干からびると、煮干しっぽくなりそう。

 
 何となく拾い上げてみると、裏側にはジムカデが密集していた。ジムカデはこの海岸でもよく見るけれど、いったい何を食べているのだろう。ムカデ類の分類もなかなか闇が深いらしいけれど、海岸のジムカデも調べれば、結構面白いデータが採れるのではないかな?少なくとも、海岸のジムカデも1種類ではない。

 そんなイワシには、小さなハネカクシもくっついていた。これは、たぶんハマハネカクシ。これも、潮間帯の波打ち際に多いハネカクシだ。びしょびしょの砂利の中で、いったい何を食べているのだろう。


 帰って、採ってきたものを確認したら、ここのハマハネカクシも3種類いるようだ。

 それにたくさんいたイソハネカクシも、こんな感じで、これって同じではないような…。色の薄いものは、テネラルだろうけど、それだけでなくちょっと小型のような気がするけど…?イソハネカクシって、私はいったい何種類採っているのだろう?
 ただし、この海岸ではウミセミゾやウミベトガリハネカクシは、今回見なかった。


 お盆を過ぎれば、夏の暑さも少し収まってくる。そうすれば、また少し生きものの様相は変わるはずだ。
 9月には、何が採れるだろう。

 ってか、9月はかなり忙しいんだけど、ちゃんと採りに来られるかな?