hyla’s blog

はてなふっかーつ!

うどんうどん


 同僚に、「午前中空いていたら、ちょっと遠くまでうどんを食べにいかん?」と誘っていただいた。一人だけで、有名なうどん店に行くことなど絶対にないだろう。だから、ちょっと頑張って有難く参加させていただいた。

 9時すぎに出発して、ひたすら西へ向かう。車は、高松を抜けて、坂出、丸亀をすぎて、やがて高瀬にまで入ってきた。同じ香川県でも東讃とはかなり雰囲気が違う雰囲気だなあ、とぼんやり景色を眺めていたら、車はいきなり細道に入った。住宅地の細い道路を少し走ると、何だか広場がある。「あんまりうどん屋らしくないけどな。」と言いながら車を止めたのだけど、下りたそこには確かにうどん屋らしからぬ店しかない。どう見ても、これは田舎によくある食料品店。実際、壁には「須崎食料品店」と貼ってある。でも、着いた時に、広場の柳の木の下のベンチでうどんを食べている人がいた。ということは、ここはうどん屋なのだ。


 右側の戸を開けて中に入ると、そこは土間になっていて、壁にはメニューが貼ってあった。メニューに書かれた文字は、麺…「温」or「冷」。大きさ…「大」or「小」のみとごくシンプル。とりあえず、「ぬくいんの小」と頼んでみた。
  すると、おばちゃんが、どんぶりにホカホカのうどんの玉を入れて渡してくれた。どうやら他のことはすべて自分でやるらしい。メニューは醤油うどんのみで、そこに置かれた容器から、ネギと天かす、しょうがを入れて、ちょっと贅沢に温泉卵も入れてみた。

 そのままどんぶりを持って外に出て、柳の下のベンチに座って食べた。うどんは、確かに美味しい。普段食べる近所のうどんとは全然違っていて、太くて腰のある麺と卵がよく合うこと。これは確かに美味しい。なるほどね〜。わざわざ県外から高いお金を払ってうどんツアーに来る人の気持ちが、ちょっとわかった気がする。
 ちなみにお値段はうどん200円+トッピングの温泉卵60円で、計260円なり。安〜い。近ければ、ちょくちょく来たいね。


 そして、うどんを食べ終えると、車は東に向かって走り始めた。丸亀を抜けて坂出に入り、そのまま高松に向かうのかと思っていると、いきなり国道を下りて市内に入くではないか。そして、「もう1軒行くで。」と、車を止めたのがこの店。日の出製麺所である。

 11時半なのに、店の前には長い列。駐車場もいっぱいだった。列の最後尾に並んでいると、お姉さんが麺の種類を聞きに来たので、今度は「冷たいのの小」と頼んでみた。

 
 間もなく順番が来て店に入ると、すぐに麺が運ばれてきた。おいしそうだけど、ちょっと量が少ないなあ。1.5玉を頼めばよかったか?
 そして、ここも出汁やトッピングは自分でやるようになっていて、何とネギまで自分で切るのだ。ラップに包まれたネギを、はさみで切りながらうどんに入れで、天かすを入れる。出汁は、ぶっかけ、かけうどん、出汁醤油があったので、ここも出汁醤油をかけてみた。


 麺は、先ほどの須崎のうどんに比べると、ぐっと細い。でも、ちょうどよいコシがあって、出汁醤油のからみも良い。なんて美味しい。これは美味しいよ。あっと言う間に食べきって、どんぶりを返してお勘定。お店の人に、「小です。」と告げると、お姉さんは「100円です。」と言った。
 え?ひゃくえん?マジで?聞き間違いでなくて、ほんとに100円?
 
 と少々悩みながら100円を出すと、ほんとに100円だった。なんて安い!1.5玉だと150円。2玉だと200円と、純粋に玉の大きさによって値段は決まっているらしい。これは安い。これだけ安くて美味しいなら、行列ができるのも無理はない。


 ちなみに、今日行った2店は、どちらもよく知られた有名店。次は「蒲生」にも行ってみたいかな?