hyla’s blog

はてなふっかーつ!

某会に参加


 とある、生き物関係の会に行ってきた。昆虫の、それも特定のグループの会だから、そもそも何が専門なのか自分でもよくわからないような私は、どう考えても場違い。なんだけど、この所そういう分類群を集めていたことから、勧めて下さる方もあって、参加と相成った。


 知らないところへ行くのは、緊張する。なのに、いきなり列車にのった所から大失敗。地図を忘れて来たよ!Oh No!
列車を乗り継いで、駅までは行ける。でも、そこからどうするんだ自分?ちなみに、携帯は未だにガラケー…。ナビなんてないよ。



 とりあえず到着した駅を出て、どっちかな〜?と考える。確か徒歩15分で、タクシーはバカげている距離なのだ。
 すると、ある人が目についた。賢そうな雰囲気の男性で、背広っぽいのを着ているのに、背中にバックを背負っている。多分これは同じ所に行く人じゃないか?多分、きっとそう。と思って、こっそり後をつけていったら何とかたどり着いた。


 そして、本日は講演とシンポジウム。


 シンポジウムで特に印象に残ったのは、カタビロオサムシについての講演だった。「カタビロオサムシに襲われる毛虫の毛は、捕食者であるカタビロオサムシに対する防衛のためのものである。」という、その話自体は読んだ事があるので知っていた。しかし、プレゼンの美しさ、うまさが半端無い。
 一般の人もいるシンポジウムでの発表、という事で、学会での発表とはスライドも変えてきていたのかもしれない。スライドの文字を極力減らし、わかりやすくて美しい絵として見せるやり方は、TEDのスタイルだ。演台から離れてスライドの前に立ち、ゆったり余裕のあるわかりやすい話し方で、しかも時間きっちりに終わった。すんげええ〜!何、このプレゼンのうまさ。
 もちろん、内容も面白い。楽しい。本当に身近な現象に対する思いつきを、ごく簡単な実験で明らかにするので、極端に言えば、実験だけなら高校生でもできる。でも、細かなツボがきっちりおさえられているから、優れた研究になる。その目の付け所、流れの作り方のうまさは、優れた研究者ならではのものだろう。

 
 その他、昆虫の形態と生殖における様々な手法の関係や、ホタルの発光パターンの意味など、どれも楽しかった。
 それから、アカマダラハナムグリは、この辺にもいるんじゃないかな〜。居るとすれば、カワウのコロニーのある島の近くや、サギのコロニーがある周囲かな?来年は、ちょっと注意しておこう。


 しかし、明日がヤバイ。
 あんな場所で、発表するのか自分…orz。