まだいる

　いろいろあってバタバタ。何だけど、何とかぎりぎりＦＩＴの虫を回収してきた。

　もう１１月が来ようとしているから、もう何もいないかと思っていたけれど、山道にはまだこんな穴がたくさんあって、覗き込んだらセンチコガネがいた。

　

　すぐ近くに糞が落ちていたので、これに集まってきていたのだろう。糞の裏には、フトカドエンマもいた。

　糞を見て見ると、細かな灰色の毛が一杯詰まっていたから、多分ネズミなんかを食べた動物のものだろう。でもそれって何だろう。糞の形状はイノシシなんかではなく、わんこのウンチに似た棒状。タヌキなら溜糞でウンチをするだろうし、イタチはもちろんテンでも太すぎるように思う。この山にキツネはいなかったと思うし、ならアナグマ？

　でも、こうやって山に通って思うのは、本当にセンチコガネが多いということ。ＦＩＴでもたくさん採れたし、道でもよく見るし、飛んでいるものを捕まえたこともある。これで、色合いがもっと多様だと嬉しいのだけど、この辺のものは、紺色から鈍い深緑までで、鮮やかな緑とかは見られないのがちょっと悲しいところ。ずいぶん昔にＮＨＫで見たミドリセンチはホントに綺麗だった。それでも十分他の糞虫に比べると鮮やかだけど、センチコガネはどうしてこれほど派手な色を持つのだろう。ちょっと不思議。

　
　この次ぎに回収に来るときは１１月だけど、センチコガネは、いったいいつまで見られるんだろう。１２月でも見られたりして…。