浜辺もいろいろ
朝、金環日食を見た。
雲がかなりかかっていて、これはダメかな?と思ったけれど、太陽がリングになった瞬間を雲の間から見ることができた。
それから午前中一杯を仕事をして、午後から今度は少し離れた海岸に行った。
そもそも今日は、うちの職場はお休みなのだ。一日中でもやる仕事はあるけれど、休みなんだから、少しは遊びたい。不真面目と言われても、でも気分が明るくなるところでのんびりしたいんだな。
そして、今日行った海岸は、やはり山と海に挟まれながら広がる海岸だけど、割と広くて長く、砂浜もあれば礫の部分もあり、海藻もずいぶん打ち上がっていたから、いろんなものがいた。
海藻を裏返すと、ハネカクシに、ガムシの類。それから、小さなコメツキみたいなものに、ハマヒョウタンゴミムシダマシっぽいのもいた。
それからまた、ヒョウタンゴミムシ類が採れた。波のあまり届かないところでひからびていた海藻をひっくり返してみると黒いものが見えて、拾うとヒョウタンゴミムシだった。2cmほどで、浜辺にいたし、たぶん何にもつかないただのヒョウタンゴミムシのような気がするけど…、断言はできない。
でも、こうやって海岸をずっと歩いてみると、どの海岸もそれぞれの特徴があり、同じ所はない。あるところは細かな砂で、有るところは大きめの石、あるいは礫。海藻が堆積するところもあれば、全く見えないところもある。海流と川と山と、そういうもので海岸の構造が決まり、そこに生えるものが決まり、そしてそこに生きるものも決まるのだろう。近くの、わずか15kmほどの範囲の海岸しか行っていないけれど、その中でもみんな違う。住んでる虫も違う。そのことに改めて驚かされる。
今日行った所の海岸のすぐ先には、小さな小さな島があって、干潮になると歩いて渡ることができる。かなり潮は引いていたので、もう少し待っていたら渡れたのだろうけど、そこまでの時間はなくて、そのまま帰って来た。
少し先にも、空を見上げる人の顔に似た大きな岩があって、そこも完全に潮が引けば渡れるような気がする。
渡った先には、また別の生き物がいるかもしれない。
また、機会を改めて行ってみたいけれど、いったいいつ行けるかな〜。
距離は近いのだけど、時間が…。