hyla’s blog

はてなふっかーつ!

アカアシマルガタゴモクムシ


 先日、ぬた場周辺で採った虫をアップしたら、知っている虫屋さんから、いろいろ指摘を頂いた。おかげでクロマルエンマコガネと思ったものは、実はフトカドエンマコガネということがわかったし、下の方にさっくりまとめてアップした虫たちも、ほとんど種名確定!


 でも、あの写真だけで種名がわかるって、いったい何でわかるんだ?
 虫屋さんの脳内データベースは、いったいどれだけの虫のデータが入っているんだ!


 恐るべし…。



 そして、早速教えて頂いた虫について、図鑑と共に、グーグルさんでも聞いてみた。

 
 まず、ちっこいゴミムシは、「アカアシマルタゴミムシ」だったよな〜、と、打ち込んで、出てきたものは何か違う。あれ〜。何で?と思いつつもう一度教えて頂いた種名を見直すと「アカアシマルガタゴモクムシ」だった。



 って、どうしてこんなによく似た名前をつけるんだよorz。ゴミムシじゃなくて、ゴモクムシなのか〜。




 で、気を取り直して、今度は注意深く「アカアシマルガタゴモクムシ」で打ち込むと、「里山のゴミムシという」ゴミムシのデータベースが引っかかって、実に綺麗な写真と共に解説もあって、確かに採ったのはこれだなとわかった。
 その形態についての解説文には、教えて頂いたのと同じく「♂の上翅は弱い緑銅色を帯び,♀は黒色で光沢が鈍い」とあった。


 
 それらを確認して、もう一度採った虫を見直すと、今回採った2匹は確かに微妙に色が違っていて、上が雄で下が雌のようだ。これは、大きな石をひっくり返した所で一緒にいた2匹だったので、もう繁殖の為のペアになっていたのかもしれない。すると、若い新婚さんが、さあこれから二人の生活を始めようとしたところを採ってしまったということだ。ごめんねえ。お詫びに、せめて写真は仲良く並んで写してみた。
 

 
 


 

 でも、眺めていると疑問が湧いてくる。

 
 どうして雌雄で色が違うんだろう?何の意味もなく、雌雄で色が違うなんてことはないだろう。こうした性的二型の理由として一番考えられるのはやはり、色が雄と雌が互いを識別し、アピールするサインとなっているというパターンか?本当にそんなことはあるのかな〜。ゴミムシ類って、夜行性と思っていたけど、雌を探すのに昼に行動することもあるのだろうか?いや、夜行性の昆虫といえども、光を感知していないわけはない。むしろ昼行性のものよりもっとわずかな光にも敏感に反応するはずだし、その中でこの光沢の有無は大きな差になる可能性はあるのかもしれない。


 


 と言う事で、仮説をたててみた。
 「アカアシマルガタゴモクムシの雄は色で雌を見分けている。」




 でも、答えなんぞわかるはずがない…。




 つか、どうしてこんな埒もない事ばかり考えるのやら。痛い…。