hyla’s blog

はてなふっかーつ!

アリなのか?

さて今日は、アリであります。私の仕掛けているのは、地面に直におく丸山式と呼ばれているFITなので、これには飛翔性の昆虫だけでなく、徘徊性の生物、アリなんかも入ります。


 で、3月9日に持って帰った昆虫類をより分けていたところ、こんなアリがいたのであります。


 


 黄色いアリが2種写っているうちの、大きな方の2匹はキイロシリアゲアリ。写真では大きく見えるけれど、実際には2.5mmくらいの小さなアリであります。これはまあ、私でもわかります。でもね、もう一方の小さなアリは何?どうも今まで全く見たことのない雰囲気のアリ。しかも超小さい。気になり始めると、何だかいても立ってもいられず、本日はこれをとりだして眺め回してみたわけです。

 で、まずはスケール入りで全体像。

 大きさは、2mmない。1mmちょっと。そして、体に対してやたら太くて長い触角が目立つ。アリと思って分けたのだけど、なんかアリらしくない。その理由はどこにあるか?


 まず、アリというと少なくとも私の知っている普通のアリはこういう感じ。


 これはキイロシリアゲアリだけど、まず大きな顎が目立って、腰はきゅっとくびれている。でもって、胸部と腹部の間には1つか2つの突起が目立つもの。更に、触角の形も、2つに折れるような形。


 で、こちらの正体不明のアリ?は、というとこう。 


  


 まず、触角は長くて太くて、一つ一つの節がやたら目立つ。それから、口の位置がちょっと違う感じで、しかも口gはどこや?と言いたくなるほどに口が小さい。一体何を食べてるんだ?それに、腰のくびれはどうした。腰のくびれがきゅっとなっていない。更には、アリは腹部がいくつかの節から成るのがはっきり見えるけど、これは節が見えない。更に、横から見ると、お尻には針。




 そりゃ、針のあるアリもある。それから、アリにだって、アリらしくないアリというのもいる。例えば画像を見るとムカシアリなんてアリらしくない。けど、それでもそんなアリは、アリと言われればアリだなと思える。けれど、こいつはなんかそれとも違う違和感がある。なんだろうこれは?



 取りあえず、アリ図鑑を引っ張り出して眺め回し、更にアリのデータベースもあさってみたけど、該当種なし。
 
 アリにはアリグモとかアリモドキとかアリに擬態する種もいくつかいるので、ひょっとしてアリではないのか?とも思ってしまう。けれど、アリはカースト(働きアリ、雄アリ、女王アリ)によって形の大きく違うのもあるし、私自身のアリの知識は本当に基本的なところしかないので、やっぱりアリかなとも思う。

 




 ああ、いらいらする。ああ、答えが知りたい。ああ、全く昆虫は難しい…。

 この答えをご存じの方がいらっしゃいましたら、どうか教えて下さいまし。