夜の訪問者
夜10時過ぎ、寝ようと思って2階に上がった。だけど何となくそのまま寝転んで本を読んでいると、小さな音がするのに気づいた。
トン…、トン。
と何か壁をたたくような音がする。近くだ。気のせいではない。
間を空けて、けれど繰り返すその音は何か?と考えて、玄関のガラス戸をたたく音だとわかった。
って誰か来たのか?
こんなに夜遅くに?
と不審に思いながらも、慌てて電気をつけて下りていった。
常夜灯だけでなく、玄関の明かりをつけて、土間に下りて。でも、その段階でガラス戸の向こうに人影はない。ガラス戸を叩いた人はどこ?誰かが来て、でも下りてくるのが遅くて、立ち去ったのか?でも、呼び鈴だってあるし、普通「ごめんください」とか言わないか?
てか、これって開けていいものなのか…?
といささか不安になりながら、玄関を開けた。
そこには…
カエルがいた。
(゚ロ゚;)エェッ!?。
そう、夜の中には、10cmほどの中っくらいのウシガエルがいて、じっとこっちを見上げていて、慌ててデジカメを用意している間にぴょんぴょんと飛んで闇夜に消えたのだった。
正真正銘、実話です。はい。