橋
歩いて10分弱でたどり着く海岸には、2つの小さな川が注ぎ込んでいる。それだけで、随分と植生も生物の種類も多様になって、子供の頃から大好きな場所の1つだ。
だけど、その川をまたぐように埋め立て地まで橋がかかるらしいという話が随分前からあって、ついにその工事が始まるらしい。今日、海に行ってみて驚いた。
ハマエンドウやハマダイコンの群生する場所には、てんこ盛りに砂が盛られて、その上に重機が入っている。春めいて、本当に綺麗な色をている瀬戸内海の、アオサやフジツボや、マツバガイやヒザラガイを埋めて橋ができるかと思うと、単なる感傷とはわかっていても残念だ。
今年山ほど海岸に来ているカモ類は、もうそろそろ北へ帰るけど、来年は来てくれるのだろうか?
不安だね。