hyla’s blog

はてなふっかーつ!

ムクドリのムクちゃん


 先週の木曜日から育てているムクドリは、とりあえずムクちゃんと呼ぶことにした。そう、現在もとても元気だ。


 朝職場に連れて行く。人のあまり入らない部屋においておいて、時々餌をやりに行く。大口を開けて餌をねだり、一回に食べる量もかなり増えてきた。びっくりするほど食べるときもあって、その食べっぷりに、親鳥は口減らしのためにこ奴を捨て子したんじゃなかろうか、とさえ思う。

 
 そして、更にこのところムクちゃんは飛ぶことを始めた。拾われて来た日と翌日は、飛ばなかった。3日目に上から下へ飛んだ。更に翌日まっすぐに飛んだ。今は下から上にも飛べるようになってしまった。


 そうするとムクちゃんも、狭いマス籠に入れられているのはおもしろくないらしい。蓋を開けて餌をやると、まずは餌をねだって食べるのだが、ひとしきり食べると今度は羽繕いをする。それも終わると羽根をうーーんと広げて伸びをして、そして飛ぶのだ。まだ着地は上手くないが、それでも結構高い場所に飛んでしまうから、さあ大変。時間がない中で餌をやりに来ているのに飛ばれた日みゃあ、ええ捕まえるのが大変。
 だから、飛びそうになると即座にマス籠に戻し蓋をする。そうすると不満げにマス籠の隙間から「びいいっ」と鳴くのだけど、そこはムシしてタオルを掛けておく。



 でも鳥が飛ぶ練習をしないのでは困るから、自宅では少しとばせてやる。バタバタと飛んで壁の長押に止まったり、カーテンのレールに止まったりする。ひとしきりとばせると、捕まえる。手の中に入れるとムクちゃんはそのまま掌の中で座り込み、だんだん眠そうに目を閉じ、やがては寝てしまうのだ。



 とても、カワイイ。



 ムクドリは九官鳥と同じくムクドリ科だから、仕込めば九官鳥のようにしゃべったりもできる、と聞く。興味津々で掌をつついてくる様子はとてもカワイイ。


 
 放野するときが寂しかろうなあ・・。