hyla’s blog

はてなふっかーつ!

映画「パラサイト」

 何となくテレビを見ていると、映画をやっていた。「パラサイト」というSF映画。B級らしい明るさと思い切りの良さと、SF大好きって人が作っている雰囲気が興味深い。
 
 
 平凡な田舎の高校に静かに進入し、人間に寄生(パラサイト)しながら地球の征服をたくらむエイリアン。その野望に気づき、危機に陥りながらもエイリアンを撲滅せんと死闘の限りをつくすいじめられっ子、はみ出し者の集団!さあ、その運命やか如何に?

 
 という話。まあ、エイリアンを退治して、めでたしめでたしに終わるということははじめっから分かっているわけで、特に目新しさはない。
 また、どうして高校が襲われないといけないのか?多分「視聴者に高校生を設定しているから」だろうなあ。なぜか幼稚園を襲って園児をさらう、地球征服をねらう仮面ライダーの悪者みたいに。あるいは、高校生が大活躍する昔のジュブナイルのSFか。(やっぱり今でも、好きですけど。)

 
 だけど、作り手がSFが大好きなんだ、と言うことが伝わってくる。だって、登場人物が言うのだ。
ジャック・フィニイというSF作家が「盗まれた街」という小説を書いていて、それではエイリアンが人間にとりついて増えるけど、そんなの現実にありっこない!」って。

 あはは、そういうのを読みふけったタイプが書いていそう。


とってもSFが好きで、自分でも映像化してしまいたくなったという、そうまるでDAIKONフィルムみたいなノリの映画でした。そういうノリだと思って見れば、見れます。