hyla’s blog

はてなふっかーつ!

いろいろもらった日

 朝、出勤すると女子が一人紙袋を抱えて待っていた。
 「これ」
と差し出す袋の中身を見れば、スズメの幼鳥の死体なんだな、これが。
 「これ、どしたん?もろてえんな?」
と聞くと、
「うちんくに迷い込んできて、餌やっりょったんやけど、死んでしもうたん。」
ということだ。
 この時期、スズメも巣立ち雛がたくさん見られるけど、親鳥とはぐれたりしたら、確実に死が待っている。哀れだけど、でもしょうがないことでもある。
 で、そのスズメをありがたく戴いた。


 更に、10分後にすれ違った同僚がこういった。
「ハトが死んどりますよ。」
「ええ。ただのハトお〜。」なんて文句をいっちゃダメ!とにかく何でも拾わなきゃ。本日はかなりいろんな用件が入っていてばたばたした日なんだが、とにかく拾いにいったのだな。確かに、3階建ての建物の入り口近くにキジバトが落ちていた。建物の窓ガラスを見ると、天井近くの窓ガラスの表面に羽根が一枚着いる。ここに衝突したわけね。
 
 
 で、拾いながらふと見ると、地面に5㎝ほどの茶色と黒の羽根がたくさん散らばっている。これって、これって・・・・。
 そう、何かが死んだんでしょうな。これだって拾わなあきません。左手にキジバトを持って、右手で羽根を拾い集めて、持って帰ってそのまま机において仕事ですがな。


 で、ようやくのこと一日のメインの仕事が終わり、5時過ぎから整理整頓。羽根は尾羽、風切り羽などを分類し、ボンドで紙に貼り付ける、と。それから同定。まあ、スズメだな。
 キジバトとスズメの死体は体重、体長、尾長、翼長、ふしょ、しほうを測ってデジカメで記録して、ラベルをつけて、ティッシュでくるんでから水に濡らしてジッパーつきの袋に入れて冷凍庫へ、と。

 
 疲れるます。めんどいです。でもやるんだ〜!これだけはもらったその日にやらなくっちゃいけない。



 死体をもらえると言うことは、ありがたいことです。嬉しいです。今日だって、嬉しいです。

 



 でも、ワガママだけど、でもできればゆとりのある日に、少しずつもらいたいもんだと思います。

 といいつつ、死体があれば欲しいので、やっぱりいつでも下さいませ。