ニックナック
昨日高松に出て、買い物をした。で、山ほどの買い物のついでに、ついつい買って帰ったのがこれ。ニックナックのクッキーである。このクッキー、我が家の周辺で、かつ私と同世代ならきっとみんな知っている。小学校の裏にあったカトリックの教会でシスターが焼いていたクッキーである。たまに小学校でバザーなんかがあると売っていたし、教会に買いにいくこともあった。でも、その当時はかなりお高いクッキーで、滅多に買ってはもらえなかった。
けれど、このクッキーがまた美味しいのだ。あまり甘くなく、こうほろほろと口の中で壊れていく。クッキーのぱりっと硬い感じとは違うし、とてもあっさりといくらでも食べられる。硬い卵ぼーろのような感じとでも言うべきか。おまけに形がまたおしゃれで変わっていて、この端っこからぽりぽり食べるのが楽しみだった。
ちょうど小学校のプールの裏に教会はあって、泳いでいると裏からぷーんと甘い香りが漂ってきていた。けれど、いつの間にか教会もなくなってしまい、シスター達の姿も見なくなった。
けれど、最近知ったのだけど、今でもこのクッキーは売られているのだ。なんと高松の三越に!だから、私は三越に入ると必ずこれを買って帰る。
「ベルギーのお菓子ニックナック」と書かれたレトロな袋もそのまま。21個入っていて400円だ。「ドミニコ会神の母マリア修道院特製」らしい。
インスタントコーヒーを薄く入れて、このクッキーを食べるのが好き。
うん、とっても幸せ。