hyla’s blog

はてなふっかーつ!

ツバメ初見

 昼から鳥を見に行った。カモも動き出しているだろうし、カウントしなければいけない。いつも行く神社の池では、カモの総数60で、前回の個体数の三分の一。やっぱりね。かなり渡りをしてます。その他の池も行ったけど、やっぱりどこもかなり減っていて、もはやホシハジロはほとんどおらず、コガモも激減。


 で、今回の特筆すべきことは、



   ツバメを見たよ〜!



 そ、初ツバメ。ツバメがもどって来ましたがな。溜め池の上空に何やら黒いものが舞っているな?と見てみると、ツバメじゃん!見ていると、相当上空までいるいる。群れです。溜め池の中から出てくる水生昆虫を狙っているらしいですねえ。
 
 そして、よーく見てみると、何か違う。ツバメでないものが混じっている。ツバメよりは大きい。翼が長く、頭が小さく、まるでブーメラン。・・・・・。


 
 アマツバメだよね。これ。



 アマツバメだ。本で確認。アマツバメに間違いなし。アマツバメは、飛ぶということに極限まで適応した、と言われる鳥で、交尾も睡眠さえも飛行しながらとると言われている鳥。夏に高い山なんかで繁殖します。(このあたりだと)塩江の山とかに行けば見られるけれど、それがいるいる。一杯いる。嬉しいなあ。すごいなあ。早いなあ。バカみたいに大口空いてひたすら見ほれたのでした。

 
 で、帰って来て現在「天空の鳥アマツバメ」という本を引っ張りだして読んでいるところ。有名なイギリスの鳥学者であるラックの本なんだけど、今から50年も前の研究だけど、面白い。アマツバメの雛は低温や飢餓に相当耐えるらしい。それに、寒いとまるでミツバチのように鳥たちは集まって塊になって過ごすんだそうな。
 
 けれど考えてみると、アマツバメを見て嬉しくなって、帰ってくると本棚にちゃんとこの本があることも面白い。1997年の本だけど、何ということもなく、買って置いたようだ。生物関係の本は、その時役に立つとかいうことはなくても、買っておかなければいざという時には絶版になっているかもしれない。で、とにかく買ってしまう。この本を買ったとき、鳥に特に興味があったわけではなかったと思う。けど、こうして役にたつ。

 たぶん、今晩中にこの本を読み上げて、明日はもう一度アマツバメを見に行くだろう。明日は晴れるだろうし、気温が上がれば虫がどんどん発生して、アマツバメやツバメの乱舞が見られるだろう。個体数からみて、たぶん鳥たちは渡りの最中だ。これから、どこまで渡って行くのだろう。


 春なんだなあ、と思う。