今度は足が痛い!
昼から、掃除をしていた。家事の中では、掃除が最も嫌いである。本が、ものが、多くて片づかない(片づけられない)という実に情けない理由による。
が、久々の休みでもあり、さすがにそろそろ冬支度をしなければならない。
掃除は疲れる。窓を開け、本を片づけ、そうしてようやく片づいた部屋に大の字になり、ほっと一息。で、気づけば、うとうととしていたようだ。暗くなりかかった時分に、目が覚めた。ありゃりゃ、と思いつつ立ち上がろうとして、硬直!足が痛い!右足首が痛い。ゆーっくりと、右足をおろす。まだ痛い、が何とか耐えられる。だましだまし動く。
「はあーっ」とため息をついた。理由は分かっている。朝、足をくじいたんである。
今日は、久々の休日である。だからゆーっくりと新聞を読み、食事をし、そしてマルクと散歩に出かけた。時間もあるわけで、ついでに双眼鏡とデジカメを持った。鳥も見とこう、という魂胆である。
ゆっくりゆっくり、鳥を見ながら歩いた。川沿いに、海まで歩く。結果は、セグロセキレイ(6)、キセキレイ(1)、ハクセキレイ(4)、モズ(1)、ダイサギ(2)、アオサギ(1)、キジバト(1)渡りの最中かとも思えるヒヨドリ集団(約150)そして、増加したら困りそうで気がかりなカワウ(1)ってな感じ。注( )内個体数
が、その最中の事だった。鳥を探しながら、川の中を見ながら歩いていた。いきなり、こけかかった。
「!・!・!・!・!」
声にならない! これは痛い。右足が痛い!何だ、何がおこったんだ?と見ると、アスファルトの脇に、草に紛れて30cmほどの深さの穴が開いていた。ここに突っ込んだわけである。
「いったい誰よ。こんなとこに穴掘ったのは〜。」と、まず腹をたてる。この際、「不注意は自分だろ、フツー足元見ながら歩くだろ。」ってな突っこみはしない。
そして、人目も気にせず、ひたすら片足立ちでけんけんをする。って誰もいませんでしたけどね。も、まともに立てない。痛いんである。
「捻挫になっちゃったか?だとしたらヤバイ!」
おそるおそる足を着いてみた。まだ痛い、が何とかいけた。力が入らず足を引きずりながらではあるが、なんとか歩けそうだ。人目がないのが幸い。びっこを引きながら散歩兼鳥見を続けた。
そう、それは朝のこと。で、その後、特に痛みを感じなくなったので、忘れていたのだ。が、思い出してしまった。この分では、明日の朝もまた痛みそうである。
子供の頃から「不注意な子。」とは言われていた。生傷の耐えない子供であった。
が、さすがにもういい年してるわけで、力無く「ばかやん」とつぶやくしかないわけである。
もう秋もさぶいねえ。