hyla’s blog

はてなふっかーつ!

着物でお出かけ、結婚お祝い会

 昨日は、前の勤務先で一緒だった同僚の結婚を祝う会、というのに出席した。夕方からの会でレストランでの開催である。案内状には、「平服で」「カジュアルに」とあった。で、さて何を着ていくか。平服というのはある意味難しい。平服の範囲って、人によってかなり広いしね。

ということで取りい出したるは小紋!そう、着物でいっちゃおう!


実は茶道歴15年である。こんだけお茶をやっていると、着物はお手のものになる。それに実は結構好き。持ってるし、15分あれば着られるし、別に着物を着ていった失礼になることもそうそうないし(気張りすぎとみられることはあるが)、いいじゃない。

で、カジュアルだから小紋にした。ベージュ地に竹籠の模様が紅型風に染めてある。秋らしい色の小紋である。で、帯はあっさりと臙脂の紬。ついでにピンクの地に絞りで椿を染めてある羽織をはおる。OK。どうだ、カジュアルだ!これならどう見てもカジュアルだぞ!


 が、それをいったい幾人が解ってくれるであろうか?着物=ご大層っちゅう認識の方が普通であろう。特に田舎ではね。

 一瞬躊躇するが、着替える時間も既にないし、そのまま出かけた。


 で、着物で登場。

 皆様
 「何で着物なん?」
 なので、
 「だって朝も着てたし、カジュアルと言うことだったから、カジュアルに着てきた!」
 と応えた。ここで、「好きやけん」と答えられないあたりが、気が弱いですね。


 まあ、結局ウケはそう悪くはなかった。おしゃれにしてきてくれてありがとう。とも言われたし、っておしゃれなコーディネートというワケではけっしてなかったんですけどね。
でも、同じ金額で、同じくらいの気合いの入れ方で服で行く場合と比較して、遙かにウケはよい、と思われた。


 そして、和やかに会はすすみ、お楽しみ「新婚さんへの質問コーナー」でも、大笑いな暴露話ががんがん出てくれて、(も、これの為に出席したといっても過言ではない!)めでたく会は終わった。 

 ちなみにそこで出た最も私個人にウケたのは、
 「互いになんと呼んでいるか?」との質問である。
 答えは何と
 「いや○○先生って。」
 「え、マジ?○○先生ってあんた、職場やないんで。」
 「え、いや、なんとなく。」
 「こうもっと、例えば名前を呼ぶとか何とかないんな?」
 「いや、いくつか考えたんですけど、恥ずかしくって・・。」


 やー、爆笑!

そう、「○○先生」で解るとおり、高校教員(理科)のカップルなのである。ついでに、答えたのは超純情男性なわけです。うーむ理系は奥が深いぞ。



 ということで、非常に楽しい晩であった。

 



 ちなみに、これを読む人の為に、念の為に言っておくと、普通は教員同士のカップルでも、絶対絶対絶対絶対「○○先生」と家庭では呼ばない。だから、これをもって「教員って非常識よねえ。」とは言わないで欲しい。これは、例外中の例外である。