hyla’s blog

はてなふっかーつ!

穴掘り


 穴掘りをした。午後、家からスコップを持ちだし、車で勤務先へ向かう。で、かちかちの地面を一人黙々と掘った。

 何故にそんなことをするのか?


 決まっている。ウミガメを埋めるためだ!


 ウミガメは骨格標本にして、展示物にしようと思っている。で、骨格標本の作り方だけど、これもまたいろいろあるのだ。
  例えば、
  ・水につけて、腐らせる
酵素につけて、肉を分解する
・加熱して、肉をとって腐らせる。
・埋めておいて、腐らせる。
                 などなど
 
 で、先だってもらったウミガメをそろそろ処理しないと、かなりヤバイ状況なのだけど、あいにくウミガメは大きい。水につけて腐らせるにも、つける容器もないし、土に埋めるより他ないのだ。だけど、普段の日には、さすがにそんな事をする暇はない。休みに一人やってきて、穴を掘った。


 地面は固い。そしてウミガメは大きい。穴は別に深くなくてもかまわない。けれど、大きさは必要で、かなりな力仕事である。汗をかきつつ黙々と掘って、ようやく穴ができた。そして、今度はそこにウミガメを入れる作業。

 もらったウミガメは、ビニールで厳重にくるまれている。けれど、もらってから既に何日経過していことか!考えたくない状況だ。真夏の炎天下。ここでビニールを開けるのは、かなり勇気が必要だ。が、やるしかないのだ。意を決して、ビニールを開けた。


 く、くる〜!


 臭い、無茶臭い。相当臭い。えらく臭い!

 これは、人がいたら、大変だっただろう。休みの日でよかったものだ!


ビニールの端をもって引きずって、穴に放り込んだ。更に二重三重になっているビニールをはがす。悪臭が立ち上る。なにやら液体が流れ出す。




  「ああ、もういや〜!なんで、こんなことせなあかんのよお〜!」  



 と一人叫びつつ、必死に埋め戻し、泣きそうになりながら汚れたビニールを始末して作業は終わった。



標本作りも、楽ではありません!